Study Abroad Report18本学の協定校(40以上の国・地域)に学生を選抜し派遣。原則、留学中に修得した単位は本学の卒業単位として認め、4年間での卒業も可能。留学先大学の学費は原則として免除されます。アラン 江玲奈 4年東京都立駒場高等学校出身清真学園高等学校(茨城県)出身IT業界をめざす人には欠かせない3つの情報処理系の資格を次々に取得!入学後、2年間で「ITパスポート」「基本情報技術者」「応用情報技術者」という3つの国家資格を取得しました。これらの資格を取るに至ったきっかけは情報処理技術者試験の入門編である「ITパスポート」です。「ITパスポート」は難易度があまり高くなく、1年次の必修科目「基礎情報学」の授業を受けていれば、特別な勉強はしなくても合格できる内容です。それならばと受験し、いざ合格すると、さらに上の資格にも挑戦したいという欲が出てきました。iTLが認定されている科目A試験免除制度や、先生が開催してくださる勉強会なども利用した結果、「基本情報技術者試験」と「応用情報技術者試験」にもそれぞれ一回のチャレンジで合格することができました。iTLの授業と情報処理技術者試験は内容の親和性が高いので、資格を取らないともったいないというのが私の考え。情報系の資格は、就職活動時に大きな武器になるのはもちろん、勉強で身についた知識は社会に出たあとも重宝するはずです。協定校以外で、本学が認めた外国の大学・機関に留学。交換留学同様に4年間での卒業も可能。留学先大学の学費は納入する必要がありますが、学費減免や奨学金の給付を受けることができます。認定留学大和田 光紀 3年「メディア」を専門に学ぶ日々、諦めずに掴んだ留学留学先のイギリス・レスター大学では、メディアの歴史や現代におけるメディアとの向き合い方などを学びました。授業の構成は「120分の講義」と「学生同士で討論する60分の演習」。演習では必ず学生の意見が求められるため、自分自身も予習をしっかりとしてから授業に臨む習慣がつきました。授業で取り扱われるテーマは、ヨーロッパでの事例が中心でありつつ、世界各国のニュースや企業の事例も多く取り上げて考察していた点が印象的でした。とりわけ、メディアが与える印象操作については非常に興味深かったです。湾岸戦争時に流出した油にまみれた水鳥の写真が実は事実ではなかったり、インフルエンサーがよく知らずに宣伝しているダイエットサプリが実はなんの効用もないものであったり。マスメディアだけではなく個人もインターネット上で自由に発信できるようになった現代だからこそ起こりうるメディアの問題点は、iTLで学んできた情報と法律の問題とも共通しています。国際的な対応が急務であるこれらの問題を、いち日本人としてイギリスで学び、ディスカッションできた経験は非常に貴重でした。専門の分野だけではなくさまざまなことを学んだ密度の濃い1年を振り返って思うことは、あの時コロナ禍を理由に留学を諦めなくて良かったということです。自分の本当にやりたいと思うことに対して希望を持ち続け、一歩踏み出したことによって得た経験は私の人生の財産となりました。先輩のいないiTLで初めて留学という道を進んだ学生として、少しでも後輩の背中を押せるように、そしてこの経験を無駄にせず両国で学んだことを今後の人生で活かせるよう、過ごしていきたいと思っています。LICENSESTUDY ABROAD長期留学交換留学
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