中央大学 国際情報学部 2024 GuideBook
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埋もれた最先端技術を発掘して世界の人びとを笑顔にしたいVOICE16仁谷 安里 2年私立立教女学院高等学校(東京都)出身STUDENTS, VOICE03情報と法学、どちらに興味がある?両方です。高校生の頃から法律分野に興味があったものの、「六法全書丸暗記!」みたいなイメージがあって法学を学ぶことに尻込みしていました。iTLは法学の基礎はきちんと押さえつつ、これまで世の中になかった最先端技術のルールづくりについても学べることに惹かれました。というのも新しいテクノロジーについても幼い頃から興味があり、たとえばスマートフォンなど私たちの生活を大きく変えうる技術やモノに出会うと人一倍わくわくするような子だったんですね。その意味で、法学も情報系も学べるiTLは自分にぴったりでした。ゼミやサークルなど、授業以外の活動は?ゼミではAIについて研究を進めています。大きな可能性を秘めたAIは私たちをものすごくわくわくさせてくれる技術である一方、生活に実装するにはリスクも伴います。たとえば公平で合理的な判断や評価をしてくれるはずのAIが、マイノリティへの差別や不平等を増長させる結果を導き出すのではないかと懸念されたり。その場合、AIに不備があるわけでなく、AIを開発する人間のほうに問題があったりするので、むしろ人間の思考に向き合わなければなりません。そんな研究をすると同時に、社会の課題を解決するためのサービスを構築するスキルを高め合う学生コミュニティの幹事になったので、そちらの活動にも力を入れていきたいと思っています。今後の目標、将来の夢は?昨今、世界中で日々たくさんの最先端技術が生まれていますが、法の壁などさまざまな理由から商用化や実用化に至らないものも少なくないそうです。そうした技術がアメリカの研究所に蓄積されていると先生から聞いたとき、いつか現地に見に行きたいと思いました。人知れず眠っている素晴らしい技術をすくい上げ、世の中に実装できるかたちに変えて、いろんな人を笑顔にできたら。漠然と、そんな夢を思い描いています。

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