中央大学 国際情報学部 2024 GuideBook
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情報分野の知識や技術を駆使して他者の課題を解決することがミッションVOICE15各分野の基礎から最新の動向まで学び、新時代のリーダーとなるための土台がここにある。綿引 晴人 3年私立明秀学園日立高等学校(茨城県)出身02iTLに入学しようと思ったのはなぜ?理由はいくつかあって、大きかったのは高校時代の先輩がIT系に強く、ウェブサイトをつくったりしているのを見てすごいなと思ったことです。その先輩がiTLに入学したのに加え、文系で情報技術を学べる大学は貴重だったので、自分もiTLへ。実際に学んでみるとやはりおもしろく、1年次は「プログラミングのための数学」、2年次は「オブジェクト思考プログラミング」など、必修科目以外にも情報系の授業を多く選択しました。ゼミやサークルなど、授業以外の活動は?ゼミでは「AIによる類似商標画像の検索」をテーマに研究しています。最初は病害のある農作物を自動で判定し、農家の方々の負担を減らすようなAIの研究がしたかったのですが、途中で対象を「商標」に変えました。企業などが商標登録をする際、特許庁が既存の商標に類似したものがないか判定します。世の中には膨大な数の商標があるので、AIを使って判定すれば大幅なコストと時間の削減につながりますよね。そのほか、研究以外で思い出深いのは学祭実行委員会の委員長です。2年次に委員をしていたとき、特定の委員に役割が集中することが課題だと感じていたので、3年次に自分が委員長になってからは役割の不均衡を解消すべく奔走。役割分担のルールが機能し、組織が良い意味で変わっていくのを見るのはうれしかったです。今後の目標、将来の夢は?少し前までは企業のなかで自社のシステムを開発する社内SEになりたかったのですが、よく考えると自分のモチベーション源は他者への貢献だよなあ、と。だれかが抱える課題や悩みを解決して、マイナスの状態からフラットな状態に持っていくのが好きなんですね。その意味ではクライアントワークやコンサルのほうが向いているかもしれない。いずれにしても自分の技術力をいま以上にしっかり高めたうえで、人の技術導入の支援もできる仕事をするのが理想です。

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