earc■Fest■Resk UPic学生インタビュー16リサーチフェスタ2022最優秀賞政策科学科4年東京都立小平高校出身「リサーチフェスタ」は、1年次から参加できる研究成果発表会です。学生は個人・グループを問わずエントリーが可能であり、自由に研究課題を設定し、その解決策を考え、総合政策学部の教員、学生の前でプレゼンテーションを行います。さまざまな研究分野を持つ教員からの指摘やアドバイスだけではなく、学生からの質問により自分では気づかなかった新しい視点を発見できる場です。Q.リサーチフェスタに出てみていかがでしたか?A.研究の楽しさを知ることができました。人前で発表する想定で論文を作成したため、さらに力が入りました。Q.苦労したことは?A.データの収集が大変で時間がかかりました。また、わかりやすく伝えるために発表内容をいかに簡潔にするか細かく検討しました。Q.最優秀賞を受賞した感想は?A.好奇心で始めたことでも突き詰めれば研究として認められ、他の人にも興味深いと思ってもらえたことが素直に嬉しいです。実積ゼミ大桃 洸紀p2429曲の特徴を42の変数を使って分析 近年の音楽ビジネスでは、CDの売り上げ枚数より配信サービスで長期的に聴かれることが重要になっています。そこでどのような曲が長く聴かれるのかを調査しました。方法は、楽曲の特徴など詳細な情報が公開されているSpotify APIを使い 、2017年11月〜2022年11月までの264週で日本国内のチャートの200位に入った2429曲のデータを取得。明るい、激しい、踊れる…などの特徴を42の変数として手作業でデータセットをつくりました。結論としては「明るく、力強い、ビートのはっきりしている女性ボーカルの曲が好まれる」という傾向がわかりました。今回の研究やゼミの研究を通じて、音楽のように形のないものでも特徴を数値化して統計的に分析できることに興味を深めました。自らプログラムを組んで分析した経験は、将来に大きく活かせると考えています。Spotify APIを用いた楽曲の統計的分析〜楽曲のチャートイン週数に影響を与える特徴とは〜大桃 洸紀自らを鍛え、成長するためのリサーチフェスタ
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