09Experience長期留学Conference人間総合理工学科4年東京都立青山高等学校出身藤井 凛交換留学交換留学長期留学制度の詳細はこちらhttps://www.chuo-u.ac.jp/international/outbound/long_term/認定留学詳細はこちらアメリカ合衆国カリフォルニア州カリフォルニア大学デイヴィス校約�年間本学には、1年間または半期(1セメスター)の長期間留学できる制度があります。留学中に修得した単位は本学の卒業単位として認定することができます。本学の協定校へ留学する制度です。募集時期は、年に2回(春派遣:留学前年の6月頃、秋派遣:留学前年の12月頃)で、学内の選考を経て留学が決定します。主な留学先の一例[アメリカ]カリフォルニア大学デイヴィス校、ハワイ大学マノア校[イギリス]シェフィールド大学、レスター大学 [イタリア]メッシーナ大学 [インドネシア]バンドン工科大学 [カナダ]ニューファンドランドメモリアル大学、フレーザーバレー大学 [韓国] 建国大学 [中国]清華大学 [デンマーク]コペンハーゲン大学 [トルコ]中東工科大学理工学部・大学院理工学研究科では、毎年130名以上の学生が国際学会において研究成果を世界に発信し、社会に還元しています。「理工学生による国際学会参加報告」では、学会で何を学んだか、何を感じたか、学生のリアルな声をお届けしています。また、学会に参加する学生を対象に旅費等を助成する「学会発表助成制度」もあります(詳細はp.15)。留学国留学先留学期間挑戦と成長 自分のまったく知らない土地で生活をしてみたいという思いから、カリフォルニア大学デイヴィス校(以下UCD)への留学を決意しました。 私が留学をして得たことは、月並みの言葉かもしれませんが、「広い視野」です。留学先の友達の中には、育った環境の中で様々な国の文化を自然に吸収している生徒がたくさんいました。また授業においても、工学や生物の授業の中で人種に関連した授業が行われ、多様性や貧困についての授業も豊富でした。私にはそれが新鮮であり、多様な人種や性別の人々がいること、そしてその人々が直面している問題を実感し、自分の常識は当たり前ではないということに良い意味でショックを受けました。 留学で得たもう一つの経験として、日本に対する理解が深まったことです。私はUCDの日本語の授業にチューターとして参加しており、授業内外で日本に関する質問をされることがありましたが、いざ質問されると答えられないことも多くありました。そのとき、自分がいかに日本について無知だったかを実感しました。また、私はこの活動を通して、自分の生まれた国がどれだけ海外で愛されているかということも再認識することができました。私に日本の良さを改めて教えてくれた日本語クラスのみんなにはとても感謝しています。授業最終日に学生からサプライズで色紙をもらったことはとてもいい思い出です。 留学前は自己紹介程度の英語しか話せなかった私が、自分の意見を英語で伝え、現地で人とのつながりを築くことができるようになったことは大きな成長だと感じています。留学先で得たつながりを今後も大事にしていくと同時に、現地で得た経験も今後のキャリアに生かしていきたいと思います。協定にかかわらず、学生自身が希望する海外の大学(学士及び学位授与権を持つ大学)へ留学する制度です。自身で留学先の選定・手配をし、その後本学にて許可された場合に適応できます。国際学会理工学生による国際学会参加レポート長期留学養う留学体験
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