中央大学 理工学部 2025 GuideBook
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4626暮らしを豊かにする幅広い理工学分野を探求幼い頃からアルペンスキーを始め、現在も選手として活動しています。自然と触れるなかで、環境問題や関連する社会問題にも興味をもつようになりました。人間総合理工学科ではエネルギー、水、生態系、都市計画など「環境」をテーマにする分野や、心理学、健康科学、生物統計など「人間」をテーマにする分野を横断的に学びます。豊かな暮らしを実現するための問題解決能力を身につけ、社会で活躍する様々な可能性の扉を開きます。竹炭を用いる人工土壌で持続可能な農業を3年後期から都市生態学研究室に所属し、長野県の地元企業と共同で研究開発を行っています。森林整備事業の廃材である竹をリサイクルして竹炭を作り、人工土壌の開発に使用しています。作物を育てる上で、排水として無駄になる肥料や水を減らし、農業の効率を向上させつつ、環境への悪影響を抑えることができます。夏季は八ヶ岳(長野県)にある実験場と都心キャンパスを行き来しながら実験とデータ分析を行い、冬季はスキーと論文執筆をする生活です。研究のチームリーダーとして開発計画や知財管理、メンバーの研修などにも携わり、チーム全体で成果を出すことにやりがいを感じています。寶田 奈緒都市人間環境学専攻 博士課程前期課程2年私立中央大学附属高等学校(東京都)出身

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