C 言語によるプログラミングの基礎を学びます。数学科専用の計算機室において、毎回、解説のあと課題が出され、プログラムを作成するという実習形式で学んでいきます。プログラミングとは何か、という解説から始めて、アルゴリズム、プログラム、コンパイル、デバッグ、実行といったプログラミングの実際を自分自身で実習しながら学んでいきます。代数学は数式を扱うことを発展させた数学の一分野です。その歴史は古く、古代ギリシャや中国にさかのぼる重要な結果も講義で扱います。本講義の主題である「群」は対称性を記述するための数学的言語です。ガロアは19世紀に方程式の対称性を研究する過程で群の概念に到達し、不朽の業績を残しました。その後、群の理論は急速に発展し、現在ではあらゆる数学の分野で用いられています。本講義ではその基礎を学びます。トポロジー(位相幾何学)、特に代数的トポロジーの入門を講義します。空間に基本群またはホモロジー群と呼ばれる代数系を付随させて空間の特徴を捉える学問です。この分野が発見されたのは、数学の歴史のなかではごく最近(100 〜150 年前)のことですが、数学の様々な分野において現れる空間の特徴をうまく捉えることができるので、幾何学以外の分野でも基礎の一つと見なされるようになりました。卒業研究はこれまで学修してきた数学科専門科目の集大成として位置づけられています。専任教員のもと、数学に関する理論研究、文献の輪読、計算機による実験などを行います。写真の松山登喜夫研究室では、常微分方程式と力学系の理論、フーリエ級数の収束の問題、関数空間論に関する書物を輪講します。定義・定理の意味を深く理解し、数学の文化性を感じることを目指します。292年次代数学13年次幾何学24年次卒業研究数学科 Pick-up授業特徴的な科目を4つご紹介します。1年次プログラミング言語 1詳しい科目系統図はこちらまで
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