尊敬する数学者や先輩に囲まれながら数学の難問に挑めるよろこびを感じています28魅力的な教授陣がきめこまやかに指導小学校や中学校の頃から算数や数学が好きで、今は、数学の物理的な現象の裏にある理論、ものごとの本質を探求していくところに魅力を感じています。中央大学の数学科には、数学の各分野で功績を挙げられている先生方が多く在籍しているため、そうした先生方のもとで学びたいという気持ちから中央大学に入学しました。先生方はとてもフレンドリーで、丁寧に指導してくださり、なんでも気軽に相談できるので、贅沢な環境だと感じています。議論を重ねながら研究を行うことが重要高校までの数学は計算がメインですが、大学では理論がメインとなり抽象度が高くなります。そこが数学を本格的に学ぶ醍醐味です。3年生のときに調和解析(フーリエ解析)に興味をもち、現在は調和解析、関数空間論研究室で、変動する指標をもつ関数空間という視点から関数の性質を詳しく調べています。ゼミでは尊敬できる優秀な先輩方に囲まれ、先輩方と対等に数学について語れるようになることを目標に、基礎力を磨いているところです。数学科では実験の授業はありませんが相談を頻繁に行うため、人とのコミュニケーションが重要になります。今後も周囲の人との関わりを大切にしながら、研究に励んでいきたいと考えています。小林 紀貴数学専攻 博士課程前期課程1年北海道札幌手稲高等学校出身
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