中央大学 GUIDEBOOK 2025
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法学部経済学部商学部理工学部文学部総合政策学部国際経営学部国際情報学部文学部学びのPick upゼミナール①フェリエ,ミカエル フランキー 教授ゼミテーマフランス語圏文学から言語の豊かさを知ろう20世紀から現代までのフランス語圏作家について学びます。各地域の文化的背景を紹介したうえで、作家自身の人生や作品を検討し、綿密なテキスト解釈を行います。担当教員は多数の文学賞を受賞しているフランス人作家で、日本では資料が少ないフランス語圏文学の最新状況を学ぶことができます。※履修年次:3年次ゼミナール②小林 謙一 教授ゼミテーマ日本の考古学を掘り下げる日本史学専攻は、考古と文献史両面から歴史研究に取り組みます。本ゼミは、旧石器・縄文から近現代までの物質文化研究(遺跡・遺物)を対象に日本考古学を学びます。各自の興味関心に従い考古学論文を精読し、研究発表や討論を繰り返し行い、研究を深め、4年次の卒業論文執筆に繋げていきます。授業の一環として、ゼミ合宿や博物館見学、遺跡の発掘調査を行います。※履修年次:3年次学科紹介教育学専攻 3年 馬場 涼輔 (■城県 江戸川学園取手高等学校出身)教育学専攻の共同研究室の魅力を紹介します!各専攻の詳細は文学部Webサイトへ[卒業論文のテーマ例]『万葉集』の行幸について/源氏物語における死/天皇の歌から見る百人一首―定家の■歌意識―/江戸の広告と戯作者/唐十郎論/江戸川乱歩『赤い部屋』論/「お疲れ様です」の用法の変化[卒業論文のテーマ例]TheAcquisitionofDativeAlternationinEnglish byJapaneseLearnersofEnglish/日本人と英語母語話者の依頼表現の違いについて/映画『アメリカン・グラフィティ』挿入歌の虚実/『マクベス』における男らしさと王の資質[卒業論文のテーマ例]Vergleich und Analyse der Kriegsbilder von Otto Dix/エルフリーデ・イェリネク『ピアニスト』における社会批判/自伝『詩と真実』から読むゲーテ『若きウェルテルの悩み』/旧東ドイツの日常生活で使われた語彙の分析082083科目・ゼミの紹介メディア文化の社会学(1)・(2)身近な文化から現代社会を理解するメディアや文化といった身近な現象を入り口にして、ファンやオタクと呼ばれる存在にも注目しながら、今日の社会状況の理解を試みます。スマートフォンがもたらした功罪とは何か、文化はなぜどのように楽しいのか、といった問いを投げかけ、最先端の課題を学生と共に考えていく授業です。発達心理学心の「現在」と「これから」を考えよう人間が一生の中で経験する心理的、身体的発達を勉強します。心の発達は遺伝子の影響や、育った環境の影響を受けます。発達心理学を学ぶことで、自分の「現在の心」がどのようにしてつくられてきたのか、そして、自分の「これからの心」はどうなっていくのかの一端を知ることができます。西洋テーマ史(4)文字から読み解く古代西アジア史文字(楔形文字とセム語のアルファベット)の成立と展開について概観した後、アッカド語などで書かれた代表的な歴史文書と文学作品を読み、どのような社会的・文化的・歴史的背景を持つのかを考察します。西洋史学専攻は国内古代オリエント史研究の拠点の一つとなっており、文献資料も充実しています。現代中国事情A・B実務経験者が見る中国のリアル国際社会における中国の影響力が拡大し、中国の実情に関する知識や知見が求められています。この授業では、中国について客観的に理解し、様々な課題についてその歴史的背景や文化的要因を考察することができます。外務省やメディアで実務経験のある担当教員が、「中国のリアル」について講義します。国文学専攻過去とのつながりを知り、未来の自分と世界を考える。日本語による文学・芸能・文化、そして日本語そのものを研究します。古代から現代に至るまでの間、文字や音声を介し、言葉によって文化がつくりあげられてきました。その豊かな文化に接し、価値を見極める目を養い、その目で現代、そして未来を見つめられるようになること、それが国文学専攻での学修の目標です。英語文学文化専攻英語圏のことば・文学・文化に関する理解を深めよう。英語学、イギリス文学文化、アメリカ文学文化の基本領域から構成されています。これらの領域の専門教育を通して、ことば・文学・文化に関する理解を深め、 国際感覚を養います。 また、英語での速読や精読、論理的な文章の書き方、プレゼンテーションやディベートをする方法を実践的に学びます。ドイツ語文学文化専攻ドイツ語圏の文化と歴史の光と影から、 未来への英知を学ぶ。ドイツ語と、 ドイツ語を使用する国や地域の文化を広く深く学ぶことにより、新しい社会と文化を創造する英知を養うことが、 ドイツ語文学文化専攻の学びです。 ドイツ語圏の言語・文学・文化・歴史を学び、広い視野から自分の専門にアプローチし分析する力を養うとともに、異文化コミュニケーション能力の向上も目指します。文学部の学びをサポートする「共同研究室」中央大学文学部には学生が自由に利用できる施設が充実していますが、その中でも「共同研究室」は各専攻(プログラム)の学びに関する図書が合計約34万冊所蔵されています。また、レポートや論文作成の資料収集のほか、読書会の開催、教員や先輩とのディスカッションの場としても利用できます。研究室にはスタッフ(室員)が常駐しており、資料や文献の探し方などをサポートしています。語学文学文化専門演習(1)(2)日本史演習・考古(1)Q.1Q.1「共同研究室」を利用したきっかけは?A. 学生主導で4泊5日の現地研究を行う「教育実地研究」という授業です。実行委員長を務めていたため、授業進行のために毎週、共同研究室で教授や室員さんと話し合いを行っていました。その結果、広島県での現地研究は成功し、報告書も完成させることができました。Q.2Q.2「共同研究室」の魅力を教えてくださいA.各専攻の学生が長い間「学び舎」として利用し続けていることです。教育学専攻の研究室には、歴代の先輩が記した「教育実地研究」の報告書や、先輩が研究していた内容などが大切に保管されています。過去の資料を研究の参照として、自身の学びを重ねることが可能です。Q.3Q.3後輩へのアドバイスをお願いしますA.中央大学は多くの先輩たちが卒業しても愛し続ける大学。特に文学部は、先輩から後輩、同級生同士のつながりを大切にしています。入学後は先輩から様々なことを学び、同級生と一緒に学びを深め、そして得たものを後輩へ還元するという学生生活が待っています。どんな学びが待っている?

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