中央大学 GUIDEBOOK 2025
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法学部経済学部商学部理工学部文学部総合政策学部国際経営学部国際情報学部※履修年次:3、4年次※履修年次:3、4年次各学科の詳細は法学部Webサイトへゼミナール①西村 暢史 教授ゼミテーマ基礎的な法的知識と問題解決能力の獲得 法学の目線で学ぶビジネスマーケティング3年次では法思想史、法哲学に関する文献を購読し、要約や疑問点のレジュメを作成することで基本的な法知識を身につけます。4年次では、論文作成を通じて知識をアウトプット。法学部では珍しいビジネスマーケティングの観点での学びができ、外部のビジネスコンテスト参加など課外活動も実施しています。ゼミナール②只木 誠 教授ゼミテーマ法運用の実践である判例の研究と刑法理論刑法理論を理解し、「問題的思考」を身につける刑法総論および各論で問題になっているテーマについて弁護側と検察側に分かれディべートを行います。テーマごとに判例をもとにした学説上、または立法例という視点から検討し、考察をします。議論を通じて実践的に知識を深めるので、ロースクールへの進学を考える学生にも人気のゼミとなっています。学科紹介法律学科 法曹コース/法曹コース(一貫教育プログラム)/公共法務コース/企業コース紛争を解決する仕組みを知れば、人と社会を深く理解できる。法律家は人権感覚や国際的素養を基礎に、社会問題を「自分の頭で」考えなければなりません。そのため、法律科目だけでなく、歴史・哲学などの幅広い教養やコミュニケーション能力、語学力などの修得も目指します。法曹コースには「一貫教育プログラム」を設置し、学部での成績など必要な基準を満たした場合に、3年間で学部を卒業し、入試に合格した法科大学院の既修者コースに進学することができます。国際企業関係法学科法と経済をグローバルに学び、問題を解決する能力を養う。この学科の基本コンセプトは、法と経済という2つの分野を深く理解し、地球規模で活動・活躍する、国際社会に認められるリーダーの養成にあります。国際的な企業活動によって生じる様々な法律問題を中心に、多彩な専門教育科目を通じて法律や経済の知識を学修。同時に現代の国内・国際社会における企業の役割もしっかりと学べます。全国に約4,000名が在籍する法学部通信教育課程は、「グローバルなリーガルマインド」を身につけた人材を養成すべく、必要な資質・能力としての「基礎的な法律的・政治的専門知識」と「新たな教養」を涵養することを教育目標としています。またデジタル化を推進し、時間と場所に縛られることのない学びを実現しています。パソコンやモバイル端末を使用して、何度でも受講可能なオンデマンドスクーリングなどを実施し、通学課程と同等の教育の質を保っています。基本授業料は年額80,000円で、卒業すれば学士(法学)の学位を取得できます。単位修得試験も全国主要都市で行っているため、お住まいの地域にいながら中央大学のキャンパスに一度も通わず、すべてのカリキュラムを学ぶことが可能です。[ゼミのテーマ例] 憲法解釈の基本問題/民事訴訟法の重要判例と基本問題/現代社会の犯罪と刑罰/生命倫理と法/高齢社会における民法の役割/社会保障制度の現代的課題/企業法(商法・会社法等)の基礎理論重要問題の研究[ゼミのテーマ例] グローバル社会における国際人権法の適用問題/模擬仲裁と模擬交渉/比較契約法/日本の企業社会と法制度に関する比較法的研究/現代国際法の諸問題/国際法と正義論/知的財産法の諸問題/マクロの経済と企業行動[ゼミのテーマ例] 環境政治とガバナンス/グローバル化における発展途上世界/現代政治とメディア・情報/21世紀国際世界秩序の展望/公共政策を考える/「セキュリティ」の政治/現場に学ぶ地域自治―自治体の政策と組織054055法学部学びのPick up訟法科目・ゼミの紹介国を超えて生じる問題に向き合う国際社会のルールである国際法。国際情勢を理解するうえで、どのように活用されているかを理解することは必要不可欠です。グローバリゼーションの進む世界や外交において、基礎の考えとなる国際法を法律や紛争、貿易など実際に起こっている事例から学び、2年次以降に必要な思考力を身につけます。法律家の役割と使命とは法律実務家が実際の経験をもとに講義を実施。法律家が社会においてどのような役割を果たしているのか、また果たすべき役割について学ぶことができます。弁護士など、法律家として活躍している実務家教員が講義を行うことで、「法曹」という世界を多角的に知ることができ、より鮮明にイメージをすることができる授業です。比較政治論行動の傾向をパターンに分類しよう実際の政治や政策、市民の行動の傾向を分析し、政策を「パターン」に分類・整理することで理解を深めていく授業です。また政策に対して相対化する視点をもち、検討を進めることで、理論について理解するだけでなく、自身の考えを相手に提示する力を修得することを目的としています。政治学科 公共政策コース/地域創造コース/国際政治コース/メディア政治コースガバナンスの仕組みを考察し、市民的公共空間のあり方を構想する。歴史や思想に学びながら、市民社会、ガバナンス、グローバリゼーション、ジェンダーなどの現代的課題に応えることが政治学の目的であり、このような新しい潮流に即した21世紀の政治社会のあり方を考えていく科目を多数設置していることが特徴です。6年間で司法試験合格を目指せる!「法曹コース(一貫教育プログラム)」法曹コース(一貫教育プログラム)を選択することで、学部を3年間で卒業し、法科大学院に在籍しながら司法試験を受験できる制度。法曹になるための資格を6年間(本来であれば8年間)で目指すことができます。普段の授業や進級試験、卒業試験など日常的に法曹への力を鍛えられるため、法曹への最短ルートになります。法曹論外交と国際法すべての人に門戸を開く 法学部通信教育課程実定法特講・法曹特講裁判官に届く文章表現を考えよう七法※に関する課題の答案を起案し、大学教員による添削と解説を通じて学びを深めます。法曹一貫コースに在籍する学生を対象としており、法律の基本的事項の理解だけでなく、知識をアウトプットできることを目指します。法曹になるまで、そしてなった先でも求められる能力を身につけることができます。※憲法・民法・刑法・行政法・商法・民事訴訟法・刑事訴Q.3Q.3後輩へのアドバイスをお願いしますA. 中央大学の魅力は、豊かな学習環境と強固な先輩と後輩のつながり。朝8時から夜23時まで学習スペースが開放されているので、自由に勉強できます。また、何か悩みや不安があれば、先輩方が親身になって聞いてくれます。皆さんも中央大学で共に学びましょう!法律学科 法曹コース(一貫教育プログラム) 3年 福元 美吹 (宮崎県 鵬翔高等学校出身)Q.1Q.1一貫教育プログラムを選択して得たものは?A.資格試験合格はもちろん、社会で役立つ知識が身につきました。例えば、弁護士による討論や法律事例の検討、裁判所見学を通じて、自分の学んだ知識が実際にどう活用されるかを理解。また、「法曹特講」では、答案の添削を受けてから書ける内容が増えるごとに成長を実感しました。Q.2Q.2これからの目標や夢を教えてくださいA. 教育分野の労働問題に詳しい弁護士を目指しています。高校時代の体験から法律で労働環境を改善できる可能性を感じたことがきっかけです。現在は基本の7科目と労働法を学びつつ、将来のために3年生からは民法のゼミに所属し、実力を養っています。どんな学びが待っている?

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