亜細亜大学 GUIDEBOOK 2024
23/128

国内に住む、海外にルーツを持つ子どもや若者の教育支援、外国人生活者や難民の就労・定着支援に取り組んでいます。フィリピンの高校へ留学後、20代で現地スラム街に足を踏み入れた経験から、国際協力に関心を抱き亜細亜大学へ。在学中に始めたNGO活動をきっかけに、外国出身者を親に持つ子どもが日本で言葉の壁や貧困に直面している現状を知り、支援に着手しました。現在は政府会議の委員として、外国人受け入れ政策の検討にも携わっています。活動の中で実感するのは、大学時代に参加型開発のゼミナールで学んだ視点や手法がダイレクトに役立っていること。また、さまざまな背景を持つ人々を支えるうえで、留学生の多い環境や、亜細亜大学アメリカプログラム(AUAP)を通して多様性に触れた経験も大きかったように思います。あらゆる人々が暮らしやすい共生社会の実現に向けて、今後も力を尽くしていきたいです。困難を抱える子どもや家族の現状を知ってもらうため、大学や官公庁、企業での講演や執筆活動を積極的に行っており、常に大量のデータが入ったUSBとパソコンを持ち歩いています。ですが、活動の幅が広がっても変わらず大事にしているのは、子どもたちと接する教育支援の「現場」。都内に2か所ある日本語教室のほか、2016年からはオンライン授業を通して全国の児童・生徒をサポートしています。022動画で"本気"トークを公開中!日本に暮らす、海外にルーツを持つ子どもや家族を支援特定非営利活動法人 青少年自立援助センター定住外国人支援事業部 責任者田中 宝紀 Iki Tanaka国際関係学部 国際関係学科 2007年卒業                Passion in ASIA univ. 08仕事用のUSB多様性が豊かさとなる未来へつなぐバトン

元のページ  ../index.html#23

このブックを見る